昨年の３月１５日に、乙女椿の写真を撮影していました。
今年の３月１５日の乙女椿にも会いに行きたくて、昨年撮った同じ木の所へ。

今年は、一人で咲いていました。葉っぱに囲まれた少し奥にひっそり咲いていました。
一人でも凜としていて、本当に美しかった…。

　こちらは、去年撮った同じ木の乙女椿。
この頃は、まだ自分が癌だとは分からず、不調の原因をなんとか突き止めようと、2022年の年末から色々な婦人科ジプシーをしていた頃です。

子宮体癌検診の強烈な痛みで、毎度気を失うパニック障害の患者は、対応をして頂けない病院。検査をきちんとしないまま無理なホルモン治療をするクリニック。内診とエコーだけで異常なしだから気のせいでしょうというお医者さん。更年期でしょうと、精神科の薬を出すウィメンズクリニック…色々色々ありました。

去年の手帳を見ると、癌だと分かるまで、８ヶ月ほど隔週ペースでどこかしらの婦人科を受診していた記録がありました。

この時期は、体調のこと以外に、今後の自分に大きな影響を及ぼす様な事がたくさんありました。とても衝撃的な月を過ごしていた２０２３年の３月です。もう一年が経ったのですね。

毎年、３月１５日には、この乙女椿の木に会いにいこうと決めました。
来年の３月１５日は、どんな私でこの乙女椿に会いに行くのかな？

色々大変な事も多いですが、前を向いて生きて行きたいと思います。

満庭の椿樹の花序を訊はまくも
ー中村草田男

そろそろ実家の乙女椿の木も満開かも。
桜もそろそろ咲き出しそうですし、近いうち久しぶりに実家を訪ねようと思います。