ここの所、通常の定期的な通院に加えて、新たな懸念事項と後遺症の悪化で通院する回数がとても増えています。

かかっている科から、それぞれ言われるがままに予約が入って行き、あれよあれよと通院日が手帳を埋めて行く…。通院日の多さに、心が折れそうになりました。

落ち着いて考えてみると…自分の性質や精神的な限界を無視して、言われた通りのペースで通院する事を頑張りすぎていました。

自分の心の余裕の具合は、自分にしか分かりません。診察は月に何回までなら、自分は心を削られずにOKとする事が出来るのかなど、自分がちゃんと自分の事を知り、ハンドリングしないといけない事にようやっと気付きました。

患者側が意思を表明したり、声をあげないと、病院側のベルトコンベアーに乗せられて、どんどこ流れて行くので、自分がしっかりと診察と検査の種類や治療方法などの優先順位を付ける事が大切だと思いました。

もちろん、深刻なものや、癌の再発など、一刻を争う物に関しては病院側の提示に従う事が優先です。ただ、術後の定期通院や後遺症や療養については、患者が主体的になって自分を守りながら動かないと、生活全てが通院ありきになってしまいます。危うく、私はそれになりかけました。生活が全て癌と通院ありきの生活…。そうなると、やっぱり気持ちも落ち込みやすくなる気がします。

病気療養中だったとしても、病気や治療の為だけに人間は生きて居る訳ではないのですね。病気をしたからこそ、生きているからこそ…、ひしひしと感じる大切な事や小さな幸せ、人との繋がりを大切に生きていきたいと思いました。

ちゃんと自分だけの時間の日を作ったり、楽しい事ややりたい事をやる日、そういう日を作るべきだなと思いました。本当に自分で自分に、もっと早く気付くべきだったよね、ごめんね…と言いたくなりました。

何しろ癌になるのも初めてならば、後遺症も初めて、寛解までの５年の旅も初めてです。ほとんどの事が初めてだらけの中なので、術後も思った以上にストレスや不安をたくさん抱えていたのだなと、とても勉強になりました。

通院と治療に於ける自分の心身の負担をきちんと見極めて、その負荷を減らすため、少し通院のペースを減らしました。気持ちに少し余裕を持たせながら、今色々抱えている後遺症や新たな懸念事項と向き合う事に…。

個人的には、癌関連の通院は月に４～５回くらいまでに収めたい所です。病院のベルトコンベアーに乗ったままだと、月１０回通院となる所でした。

明日は、胸にある４つの腫瘍と、甲状腺にある腫瘍の検査の為の通院です。乳腺外科と呼吸器科を１日で診察してもらい、通院日を１日減らす事が出来ました。

前向きに頑張ってこようと思います。