ゴッホの梅の木の絵をご存じですか？
ゴッホというと、ひまわりや自画像などがまず頭に浮かぶと思うのですが、私はゴッホの【Almond blossom】がとても好きです。

という事で、紅梅を被写体にゴッホの梅の木風に撮影。
私はオートホワイトバランスを使わないので、都度設定しています。

写真を撮る事にマンネリを感じている方は、是非AWBを手動にして撮影してみてください。
驚くほど自分だけの写真の世界が広がるので、とてもおすすめです。

手動ホワイトバランスを語るには、本当はK（ケルビン）のお話を詳しくしないといけないのですが、その仕組みを知る前にこそです。是非気楽に手動でホワイトバランスを触って撮影してみて欲しいなと思います。

試しに感覚で操作して撮った写真がお気に入りになれば、その仕組みも頭に入り易いのではないかと思います。私の生徒さんにも同じように、まず触ってもらってからレクチャーをしています。

みなさん、まず、なにこれ！自分の写真じゃないみたい！と驚かれます。
目で見えるように撮る写真もあれば、目を通して心で見たように撮る写真もあると思います。こちらの様なアート写真は、後者の意味合いが強いかと思います。

ホワイトバランスは、目で見たように撮るツールにとどまる事なく、私は、絵の具とパレットのような役割でもあると考えています。

緑がかった空に、ピンクの梅の花も、こんな風な絵にするのもまた普通じゃなくて、かわいいと思います。被写体の梅は和のはずなのに、絵はヨーロピアンになるからまた面白い。

※K（ケルビン）の仕組みにしては、また別の記事で書こうと思います。

【Almond blossom/Vincent Willem van Gogh】
そして、ゴッホの梅の木の絵はこちら。
ブルーグリーンの空に、無骨な枝、そして、控えめな花達。
本当に素敵な作品…。